CBD(カンナビジオール)とTHC(テトラヒドロカンナビノール)の違い
CBDとTHCの分子構造は非常によく似ていますが、人体に与える作用は全く異なります(図1)
THC(テトラヒドロカンナビノール)は、カンナビノイド受容体であるCB1に自ら結合します。
CB1は脳神経に広く分布していて、THCによって強く影響与えられるため、精神的に「ハイ」な状態を引き起こします。
THCはいわゆるマリファナの主成分です。
CBD(カンナジビオール)は、カンナビノイド受容体のCB1、CB2に親和性が低く、間接的に働きかけるため作用がおだやかです。
THCがせいしんを劇的に活性するのに対して、CBDで得られるのはリラックス効果と言えます。

大麻草は、世界中に3000種以上(主なものは700種類)発見されていますが、THCとCBDが抽出される大麻草は品種が違います
THCとCBDのが含有量がそれぞれ異なり、一般的にマリファナはTHCが多く、ヘンプはCBDが多い(THCがほぼ含まれない)と
認識されています。
ちなみに2018年にアメリカで産業用ヘンプとして栽培が認められたのは、THCが0.3%以下、CBDが20%以上の品種です。
日本では、大麻草自体が大麻取締法で規制され、使用が認められている「種」や「茎」は食品や化粧品、神社の麻縄などに利用
されています。(図2)
そのため、日本で流通できるCBD商品の条件はTHCが検出されないこと、成熟した茎又は種から抽出されたものという2点が
絶対条件となっています。

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