女性特有の病気やトラブルに見舞われるリスクは年代によって異なりますので、現在、そして今後の疾病リスクについてしっかりチェックしておくことをおすすめします。
【20歳代~30歳代】
●月経関連の病気
女性は慢性的なストレスを抱えていると、ホルモンバランスの乱れから、月経関連の病気にかかりやすくなります

具体的には、月経の周期が乱れる「月経不順」、月経前にイライラや便秘、肌トラブルなどの不調が起こる「月経前症候群(PMS)」、月経中に下腹部痛や腰痛、頭痛などの症状に悩まされる「月経困難症」などが挙げられます。

月経前あるいは月経中の不調は多くの女性が経験しますが、人によってはベッドから起き上がれなくなるほどつらい症状に見舞われることもあります。
また、こうした月経関連の病気の裏には、子宮筋腫や子宮内膜症といった別の病気がひそんでいることもあり、医療機関で専門的な治療を受ける必要があります。

【40歳代~50歳代】
●更年期障害
40代~50代はまだまだ仕事や子育てに奮闘している年代である一方、加齢による衰えが目立ち始める年齢でもあり、心身の不調に悩まされやすくなります。
また、40代後半になると更年期の症状が現れ始めますが、それ以外にも気を付けたい病気がいくつかありますので、日頃から自分の体調に注意を払うことが大切です。

女性は閉経期前後の10年間に、卵巣ホルモン「エストロゲン」の分泌が急激に減少し始め、症状が現れます。女性ホルモンの分泌量が低下すると、のぼせや顔のほてり、動悸、息切れ、発汗、頭痛やめまい、イライラなど、心身にさまざまな不調を来すようになります。
閉経を迎えると、これらの症状に加えて膀胱炎や関節痛、無気力感といった症状が現れ始め、さらに心身への負担が大きくなります。

尿失禁(尿漏れ)
尿失禁とは自分の意思とは関係なく尿が漏れてしまうことと定義づけられています。40歳以上の女性の4割以上が経験しており、実際に悩んでおられる方は実は大変に多いのですが、恥ずかしいので我慢している方がほとんどです。

尿失禁といっても様々な症状があり、大きく別けると、次の4つに分類されます。
(1)腹圧性尿失禁

(2)切迫性尿失禁
(3)溢流性(いつりゅうせい)尿失禁
(4)機能性尿失禁

特に1番について、私どもの商材では役に立てます
(1)腹圧性尿失禁
重い荷物を持ち上げた時、走ったりジャンプをした時、咳やくしゃみをした時など、お腹に力が入った時に尿が漏れてしまうのが腹圧性尿失禁です。女性の尿失禁の中で最も多く、週1回以上経験している女性は500万人以上といわれています。これは骨盤底筋群という尿道括約筋を含む骨盤底の筋肉が緩むために起こり、加齢や出産を契機に出現したりします。荷重労働や排便時の強いいきみ、喘息なども骨盤底筋を傷める原因になるといわれています。
 

フェムケアとは
「Feminine(女性の)」と「Care(ケア)」をかけあわせた用語で女性の体や健康のケアをする製品(商品)・サービスのこと。
主に月経関連や更年期の症状から起こる膣まわり(フェムゾーン)のケアなどを指す言葉でしたが、最近は広く女性のQOL(Quality of Life)を向上させるためのものとして捉えられている。

フェムケアが注目されてる背景
女性の社会進出が進み、男性と同じように責任ある立場で活躍する人々も増えている。
そんな中、生理や妊娠、出産、更年期などライフステージごとに様々な女性特有の健康の悩みを抱えてますが、まだまだ社会的には働きやすい環境が整っているとは言い難い。
2019年に経済産業省が発表した「健康経営における女性の健康の取り組みについて」によると年間約4900億円の損失が女性特有の健康の問題によって生じていると試算された。
生理痛やPMSに伴う体調不良や更年期障害による生産力や労働意欲の低下が原因と言われている。

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